転換期とは

ー夏至を越えてー
夏至は、一年で最も昼が長く、太陽のエネルギーが最高潮に達する日。
ここを境に、自然界は少しずつ「陽」から「陰」へと転じていく。
反対に冬至は、一年で最も夜が長い日。
深い陰を迎えたその日を境に、再び光が増え始め、「陰」から「陽」へと流れが変わる。
私は毎年、この夏至と冬至をひとつの"人生の節目"のように感じている。
だから今年の夏至も、何かが切り替わる気がしていた。
ここ数ヶ月、不思議なくらい自分の奥深くへ潜っていた。
セッションを続ける中、
もしかすると昔、魔女狩りのような時代の中で、自分の能力を封じ込めてしまった記憶が魂のどこかに残っているのかもしれない、とも思った。
もちろん証明できることではない。
でも、自分の力を発揮することにどこかブレーキをかけてしまう感覚が、ずっとあった。
誰かに封じられたのではなく、
本当は自分自身が一番強く封印していたのかもしれない。
43歳になった今、その理由を知りたくなった。
だから一度、全部止めた。
何もしない。
無になる。
これからどう在りたいのか。
どう生きたいのか。
人生を一度リセットするつもりで、自分を見つめ直した。
正直、「もうどうでもいいかな」と思った日もある。
映画を観て、子どものように泣いた日もあった。
「もう人生終わったかもしれない」
そんなことまで考えた。
悩み考えた、その時間は決して無駄じゃなかった。
本当は何がしたいんだろう。
どんな生き方なら、自分は心から納得できるんだろう。
何度も問い続けた。
昔の楽しかった頃を思い出すこともある。
でも、戻りたいわけじゃない。
戻れるとも思っていない。
誰かに幸せにしてもらう人生でもない。
最近は特に目標もなく、やる気も湧かなかった。
だから、自分を甘やかしたり、現実逃避もした。
でも結局、分かったことがある。
私には、無難な人生は退屈だった。
ということ。
楽だから選ぶ。
安全だから選ぶ。
そんな生き方では、心が動かなかった。
人生は経験の積み重ね。
挑戦した数だけ景色は変わる。
諦めれば、そこで終わる。
ゼロを一にするのも、
一をゼロにするのも、
現実を創っているのは、自分自身だ。
私は昔から考えすぎる。
インドの占い師にまで「Too much thinking」と言われるくらい(笑)。
でも今回は、その性格も悪くなかった。
考え抜いたからこそ、見えた景色がある。
20歳の頃、一度だけ「考えるのをやめる」と決めた時期があった。
何も考えず、ただ行動だけを積み重ねた。
あの頃は一直線だった。
でも今は違う。
考えることも、感じることも、経験したことも全部ある。
だからこそ選べる未来がある。
2026年の夏至。
私にとって今年の夏至は、「陽から陰」へ切り替わる日ではなく、
表面的な陽から、本質という深い陰へ潜る節目だった。
人生には、誰にでも「転換期」が訪れる。
それは何かがうまくいく時ではなく、
むしろ立ち止まり、自分を見失い、何も分からなくなる時なのかもしれない。
でも、その静かな時間があるからこそ、
本当に進むべき道が見えてくる。
人生の折り返し地点。
ここから始まるのは 3rd Stage 。
今まで積み重ねてきた経験を土台に、
もっと強く、
もっと鋭く、
もっと自由に、
そして何より、本当の自分らしく生きていく。
別に派手さはいらない。
誰かと比べる必要もない。
ただ、自分の心だけは誤魔化さない。
その積み重ねが、新しい人生を創っていく。
夏至を越えた今、
私は、新しいステージへと向かう。