大天使ミカエルと堕天使ルシファ

光の戦士
天使って、実際いると思っている人は少ないかもしれない。
私も最初は、全く信じていなかった。
天使、守護霊、ハイヤーセルフ、龍神、白龍、金龍、青龍、黒龍、応龍、ご先祖、神様、神仏、八百万の神々…。
こうして名前を並べるだけでも、世界にはいくつもの層が重なっていることが伝わる。
大天使と呼ばれる存在もたくさんいる。
ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、チャミエル、ザドキエル、カマエル、ラグエル、ヨフィエル、ハニエル、メタトロン、サンダルフォン。
それぞれに独自の光や役割があると言われているけれど、その中でもやっぱりミカエルは特に有名だ。
戦士であり守護者、秩序を守る存在として語られることが多いミカエルだけど、
ただ光だけで動く存在、正義だけを振りかざす存在、という印象ではない。
その背景には、ルシファという存在がある。
ルシファは、もともと光を象徴する存在として語られてきた。
輝きや美しさ、才能を持ち、神のそばにあった存在。
けれど、人間という存在が生まれ、愛や関心が向けられる中で、
その光の中に、孤独や嫉妬、満たされなさが生まれていった。
そこからエゴが芽生え、葛藤が生まれ、
やがて堕天使と呼ばれる存在になったと伝えられている。
ルシファは「悪」そのものというより、
光を持っていたからこそ、影を深く知ることになった存在なのかもしれない。
光と影は、切り離せない。
ルシファが影を引き受けるような形になったからこそ、
ミカエルは光を担う存在として、その役割を強くしていった。
ミカエルの戦いは、誰かを打ち負かすためのものではない。
秩序を保ち、崩れすぎたものを元に戻すためのもの。
混乱や恐れ、暴走した感情に、静かに歯止めをかける。
だからミカエルの光には、どこか現実的で、落ち着いた強さがある。
揺れる心や迷いを「なかったこと」にしない。
その上で、そっと光を差し出す。
私は最近、大天使ミカエルがサポートについているのを感じることがある。
何かが見えるわけでも、はっきりとした声が聞こえるわけでもない。
ただ、以前なら飲み込まれていた不安が、そこまで膨らまずに済んだり、
立ち止まるべきところで、自然と足が止まったりする。
また、いろんな存在がメッセージを送ってくれているんだな、と感じることもある。
たとえば、同じ番号を何度も目にしたり、
同じ言葉やテーマを、別の場所で繰り返し見聞きしたり。
偶然と言えばそれまでだけど、
そうした出来事が重なるとき、
ひとりで生きているわけじゃないんだな、という感覚が有る。
常に何かに守られている、見えないところで支えられている。
その感覚は、安心感として、静かに日常に溶け込んでいる。
私にとっての大天使ミカエルは、
戦う強さの象徴であると同時に、
とても奥ゆかしく、優しい存在だ。
なぜこれほどまでに人々を助け、サポートし続けているのか。
それは、ただ正義感が強いからではなく、
堕天使ルシファが抱えた孤独や闇を知っているからこそだと思う。
光だけを知る存在ではなく、
影の存在を背景に持った光。
だからミカエルのサポートは、
押しつけがましくなく、
「こうあるべき」と縛るものでもなく、
迷いながら生きる人間の感情に、自然と寄り添ってくる。
ルシファが抱えたものがあったからこそ、
ミカエルは今のミカエルになった。
そう考えると、
光と影は対立するものではなく、
同じ流れの中にあるものなのかもしれない。
そして私たちは、その両方が存在する世界の中で、
今日もまた、見えないサポートを受け取りながら生きている。