許すこと

2026年01月14日

"Forgiveness"


「あなたは変わってしまった」

そう言われることがある。

けれど私はいつも思う。


変わったら、何がいけないのだろう?

人は変わる。

それは弱さでも、裏切りでもない。

むしろ、変わらないことにしがみつく方が、よほど苦しい。


私はこの人生で、

これまでの古いパターンをなぞるためではなく、

終わらせ、変えるために生きている。


同じことで傷つき、

同じ関係性で消耗し、

同じ我慢を繰り返す。

そのループから抜け出すために、私はここにいる。


だから変わる。

それは逃げではなく、選択だ。
 

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許すこと。


それはよく「相手を許すこと」だと誤解される。

でも本当は、もっと深いところにある。
 

一番最初に許されるべき存在は、

傷ついてしまった自分自身だ。


あの時、嫌だと言えなかった自分。

分かっていたのに我慢した自分。

愛されたくて無理をした自分。


「どうしてあんな選択をしたんだろう」

「もっと早く気づけたはずなのに」


そうやって自分を責め続ける限り、

心はずっと過去に縛られたままになる。


でも、あの時の自分は

精一杯だった。

その時の最善を選んだ。


そう認めてあげられるのは、

他の誰でもない、自分だけだ。
 

だから私は、

傷ついた自分を抱きしめるように受け入れる。

否定せず、切り捨てず、

「よく頑張ったね」と言ってあげる。


それが本当の意味での、許しの始まり。


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許す、というのは

「なかったことにする」ことではない。

「我慢し続ける」ことでもない。


全てを受け入れた上で、次へ進むこと。


相手も自分。

自分も相手。


この世界は、すべてが鏡のように映し合っている。


だからこそ、

同じことを繰り返す関係性には、

必ず意味がある。


学びが終わっていないか、

境界線が引けていないか、

自分を後回しにしていないか。


愛と優しさだけでは、

人は救われないこともある。


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もし、また同じことをするのなら。

もし、また同じように踏み込んでくるのなら。


次は、許さない。


それは冷たさではない。


復讐でもない。

自分を守るという、愛の選択。


境界線を張ることは、

相手を拒絶することではない。

自分の領域を大切にすること。


「ここから先は入らないで」

「これは私の大切な場所」


そう伝える勇気を持つこと。


本当の許しとは、

無限に受け入れることではなく、

自分を犠牲にしないことなのだから。


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人はよく言う。

「前のあなたの方が良かった」

「昔はそんな人じゃなかった」


でも、それは

相手にとって都合の良かったあなた

だっただけかもしれない。


成長したあなた、

目覚め始めたあなた、

自分を大切にし始めたあなたを、

受け入れられない人もいる。

それでいい。


全ての人に理解される必要はない。

全ての関係を持ち続ける必要もない。


変わったあなたに違和感を覚える人は、

あなたが次の段階へ進もうとしている証。


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許し、

受け入れ、

境界線を引く。


その一つ一つが、

あなたを確実に前へ進ませる。


過去の自分に感謝して、

今の自分を信じて、

未来の自分に道を譲る。


そうして人は、

静かに、でも確実に

次のステージへ進んでいく。


変わっていい。

むしろ、変わらなければならない時がある。
 

それはあなたが、

もう同じ場所に留まる存在ではないということ。
 

Forgivenessとは、

弱さではなく、

目覚めのプロセスなのだから。